毎年寒い時期になると、実家のほうから大根や蕪、長ねぎ、里芋といった冬野菜や、柿やりんごなどの果物がやってくる。
そのほとんどは自家栽培のものだけど、りんごだけは実家の地元の農家さんから直接購入したもの。
樹で成熟させてから摘み取るため美味しいと評判で毎年美味しく頂いている…。

そんな中、ある動画を何気なく見ていたらすっごく美味しそうな焼きりんごのシーンが…。丁度頂いたりんごもあったし、なんだか作りたくなってきた。


■材料さえあれば、ほんの数分で作れてしまいます。

まずは材料のストックを確認…。
砂糖とバター、ラム酒とシナモンパウダーはあったが、あいにくレモンは切れていた。とりあえずストックしている材料だけででもいいから作ろうかとも思ったが、やはり酸味はほしいのでレモンは買い足した…。
とにかく、ただりんごを焼くだけでも普通に作れますが、より美味しく作るには最低でも砂糖とバターはマスト。あとは味を引き締めるためのレモン、さらに風味付けの洋酒やスパイスがあればより豊かな味になる…。

今回使用した材料たち
■材料
【りんご】… 今回は外周27cmを使用
【グラニュー糖】
【有塩バター】
【レモン果汁】
【ラム酒】
◆お好みで
【シナモンパウダー】
◆焼くとき用
【油】… 今回は菜種油を使う

※各材料の分量は下記の説明文中にて…。

■作り方


包丁でスライスしているりんご

.輪切りにする。

まずりんごをキレイに洗って水気を拭きとったら、8mmほどの厚さで輪切りにする。

アルミキャップで芯をくり抜いているところ

.芯をくり抜く。

抜型などを使って芯をくり抜く。
適当なサイズの抜型が無ければ、ドリンクや何かの瓶のアルミキャップでもいい。
今回は、こんな時もあろうかと大事にとっておいた何かの瓶のアルミキャップを使った。
抜いた後はキャップの中に芯が詰まるのでその都度フォークなどでほじりだす。

なお、抜型の場合は普通に円形でもいいし、星形などでもかわいい。

フライパンに油をひいて焼き始める

.弱火で焼いていく。

フライパンを温めて油を馴染ませたら、輪切りにしたりんごが重ならないようにして並べ、弱火で焼いていく。

上からグラニュー糖を振りかける

.グラニュー糖をふりかける。

りんごの上にグラニュー糖をふりかけて、ある程度焼いたら裏返す。

グラニュー糖の量は、りんごの大きさやカットした厚さ、カットした部位によって変わるが、
この画像のように、径の大きい中心辺りの部位の場合、輪切りのリンゴ1枚につき片面で1.5~2グラムくらい。とにかくこの量はお好みで…。

ちなみに画像の3枚は、外周が27~26mmほどで厚さが8mmほど。

裏返してさらにグラニュー糖をかける

.裏返して、さらにグラニュー糖をふりかける。

裏返したら、上記同様にグラニュー糖をふりかけ、ある程度焼いたら再度裏返す。

グラニュー糖の量は上記と同じ。

中心の穴にバターを置く

.バターを加える。

かすかにりんごが透き通ってきたらバターを加えます…。今回は、輪切りのりんご1枚につき2.5gずつにした。

なお、バターがフライパンの端まで広がってしまうとなんとなくもったいないような気がしたので、くり抜いた穴の中に置きました…。

小さじでレモン果汁をかける

.レモン果汁をふりかける。

この量はお好みだけど、今回は輪切りのりんご1枚につき小さじ1/2ほど。

ちなみに、瓶詰めのレモン果汁でも全然いいけど、とりあえず今回は、丸のレモンから絞り出した果汁を使いました…。

ラム酒を数滴かける

.お酒をふりかける。

ここでは最後にラム酒をふりかけましたが、お酒の種類は白ワインやブランデーなどお好みで…。
なおその量もお好みで…。今回は1枚につき数滴。

そして最後に、フライパンの上でりんごの表裏を返して、両面にキャラメリゼされたソースを絡めたら出来上がり。

お皿に盛り付けた焼きりんごとシナモンパウダー

熱いうちにお皿に盛り付け、その上から、フライパンに残っているキャラメリゼされたバター風味のソースをかけます。
※なおソースが冷めてしまうと硬くなってすくいにくくなるので、かけるのは熱いうちのほうがいい。

そして最後に、お好みで上からシナモンパウダーをふりかけて頂きます。

とにかく、りんごの風味と有塩バターのミルキーさやほのかな塩味がとても合います…。
そこにレモンの酸味、キャラメリゼされたグラニュー糖の甘さとほろ苦さ、さらにシナモンのスパイシーさやラム酒の香りなどが相まってとてもリッチな味のデザートとなっています。

なお焼きりんごは、出来立ての温かい状態でも美味しいですし、冷やしてからでも勿論美味しいです。


焼いたトーストにバターを塗って上にのせたところ

色々とアレンジしても楽しい。

アイス、ヨーグルト、クリームチーズなどをお皿に添えて一緒に食べてもいいし、チョコレートをおろし器などで削って上からかけても風味が変わって楽しめます。
また、上記のようなシナモンパウダー以外のスパイスとしてはクローブパウダーでも…。

さらには、カリカリなトーストにのっけて焼きりんごトーストにして食べるのも美味しい。
その時、トーストには薄っすらとバーターを塗っておくとより美味しい。また、クリームチーズを厚めに塗っておくのもあり…。


以上、フライパンで作るバター風味の焼きりんごのレシピでした。
とにかく作っている途中からりんごの甘ーい香りとバターのミルキーな香りが漂ってきて、とても幸せな気分になれるデザートです。

りんごという果物は、そのまま生で食べるのも勿論美味しいですが、ジャムやコンポート、そして今回の焼きりんごなどのように加熱しても美味しくなるというのはうれしいですよね…。
なお、今回は美味しい当たりのりんごで作ったけど、あまり美味しくないハズレのリンゴだった場合にはそれらの加熱調理はもってこい…。特に焼きりんごは簡単なので手軽に作れるのがいい。


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