以前に少しだけハマって食べていた時期があったので美味しいのは分かっていたが、殻を剥くのがすごく面倒なこともあって、最近ではほぼほぼ捨て続けていた「かぼちゃの種」。

沢山の種が瓶に詰められている

初めて食べた頃は、殻を剥いた中身をローストしてそのままナッツのように…。
あとのほうになると、そのままでは食べずにパンを焼くときの生地に練り込むことも…。
練り込む理由としては、苦労して殻を剥く労力のわりには食べる部分が小さく(少なく)、そのままで食べると一瞬にしてなくなってしまうので、パンに加えて食べ応えのあるようにするため。

しかし、殻を剥くのが億劫になって、いつのまにか普通に捨てるように…。

ところが最近、かぼちゃの種にはけっこう栄養があるらしいという話を聞いて、また食べてみようかと…。しかも美味しかったし…。

ということで、いつまで続くかは分からないが、とりあえず今のところはかぼちゃを調理するたびに「種」は捨てずに少しずつ瓶に貯めておくことにしている。


■かぼちゃの種は干しておく。

ザルの上で干している様子

上記の様に貯めておく際には…
まず、調理の度に出てくる種をしっかりと水洗いをして、そのあと天日で干しておきます。

透明の膜が出来た様子

このように、表面に透明な薄い膜のようなものが出来るまで干します。

食べ方は、この先で説明…。


■殻を剥くときは何を使う…? 今回は、ハサミ3種類・爪切り・ニッパーを使ってみた。

以前はハサミ一択だったけど、もっと楽な方法はないのか色々と試してみた。

ニッパーで殻をカットしたところ

●まず、ハサミ3種類[キッチンバサミ・事務用バサミ・裁ちバサミ]を使ってみた…。
結果としては、すべて普通に切れます。中でもキッチンバサミが一番切りやすい感じ。
しかし、3種類ともたまに種が滑って刃から逃げてゆくので多少切り難いときがある。特に事務用バサミ・裁ちバサミは滑りやすい。
※ちなみに新しい裁ちバサミはもったいないので古いやつ。

●次に、爪切り2本。
爪切りは刃が曲線になっているため、種周りの曲線に刃がフィットして切り易いという説もあるので、とりあえず手元にある2本を使ってみた。

イメージとしては種の端部分をバチン!バチン!と軽快にカットするはずでしたが、今回使用した爪切りの場合、刃の最大開き量よりも種のフチのほうが厚かった為、今回はあまり使い物にならず。
2本ともそんなに小さくもない普通の爪切りだったのだが…。
まあしかし切れることは切れるます。というか、端部分を少しづつ“かじる”といった感じ。

●そして、ニッパー。
今回、自分的にはニッパーが一番使いやすかった。
さすが硬いものを切る為の道具だけあって1カット1カットが力強い。

そして、ハサミよりも手が疲れない感じがする。
もちろんニッパーでも疲れはしますが、ハサミよりも比較的楽っぽい感じでした。そして比較的指が痛くなり難いと思う。

なお使用したニッパーは、画像の通り、手の中に納まるような小さめのものです。大きいサイズのものはテストしていないので判りません…。

以上のように、今回はハサミ3種類と爪切り、ニッパーを使ってみた。
その限りでは、自分的には“ニッパー”が一番使い易い感じかな…。
とはいえ、ハサミでも爪切りでも“モノ”によっては、すごく最適なやつもあるとは思います…。


■まずは、“殻を剥いて” そのあとローストして食べる。

種をローストするタイミングとしては、殻を剥く前がいいのか? それとも 殻を剥いたあとがいいのか?
どちらが最適なのか分からなかったので、両方試してみた。
まずは、“殻を剥いてから” そのあとローストしてみるパターン。なお、今回はフライパンで。

種の食べる部分と殻を分けたところ

それにしても、これだけの数の殻を剥くのはやっぱり面倒です。まあまあの時間がかかりました…。

殻を剥いてからフライパンで炒る様子

そしてローストします。

フライパンでローストする(炒る)ときは、焦げないように絶えず混ぜ続けることが大事です。

そして、プックリと膨らんできたらそろそろ終了。

なお、フライパンはかなり熱くなっているので、火を消してもしばらく加熱は続くはずです。
なので、そのまま置いておくと焦げてしまう恐れもありますので、これでいいと思ったらすぐに皿などに移した方がいいです。

ともあれ、ローストした種はやっぱり美味しい…。


■次は、“殻のままローストして” そのあと殻を剥いて食べる。

種とその周りの透明な膜

まず、殻のままローストする場合は、フライパンに入れる前に、表面の透明な膜は取り除いてかのほうが良いかもしれません。
付けたままだと、ローストしているうちに熱でフワフワと舞い上がり、コンロの周りがその膜だらけになるかもしれません。

殻のまま炒って表面に焼き目が付いている

この場合も上記と同じように、ヘラなどで絶えず混ぜ続けて焦げないようにします。

しばらくするとパチンパチンと飛び跳ねてくる種が出てきますので、そこからしばらくしたらロースト終了。
中身の様子が判らないので、今回は殻の表面に少し焼き目が付くまでローストしてみました。

ちなみに、殻まで一緒に食べる人もいるようなので、この時点で一粒だけ殻ごと食べてみましたが、自分には絶対無理でした…。
なお、このカボチャの種類は、一般的な国内のスーパーでごくごく普通に売っている品種です。

まあ、かぼちゃの品種によっては殻ごとでも食べれるものもあるらしいですが。どうやらこれではなかったらしい。
でもカラッ!と揚げるとどうなのかな…?

とにかくこのあと、時間をかけて殻を全部剥いて頂きましたが、これも美味しい。


■結局、かぼちゃの種をローストするタイミングは、殻を剥く前? それとも 殻を剥いてから?

2種類を並べて比較

味的には、両方とも美味しいことは確かです。
ちなみに、ロースト加減でも変わってくるとは思うのですが、殻付きでローストしたほうは炒りゴマのような味。そして、殻を剥いてからのほうは何かのナッツのような味でした。

なお、殻付きでローストしたほうは、中身がカリカリになった状態で殻から取り出すことになるため、中身が割れやすく、比較的粉々気味に…。
味には全然関係ないけど、チョット見た目が…。

画像右が、殻を剥いてからロースト。
画像左が、殻のままローストして、そのあと殻を剥いたほう。

結局、食べるぶんにはどちらでも美味しいです。あとはもうお好みです…。
とは言え、次回から、自分的には殻を剥いてからローストするほうを選択するかも…。

以上「かぼちゃの種」の殻を剥く方法と、フライパンでのロースト方法でした。
ローストすると、すごく香ばしくて、捨てるのがもったいないくらい美味しいです。
まったくの“タダ”ということではないけれど、捨てるはずのものを使うと考えたら、ほぼ“タダ”のようなものなので、ちょっと得した気分になります。

なお、今回はフライパンでローストしましたが、オーブンを使ってローストしても美味しく出来ます。

ちなみにレンジで加熱しても美味しいらしいので、物は試しということで、とりあえずレンチンもしてみたけど、普通に美味しかったです。

ただし、断然ローストした方が美味しい。とうぜんではありますが、ローストしたら香ばしさは全然違います。

「かぼちゃの種のパン」は…。

生地に「かぼちゃの種」を練り込んで焼いたパンも美味しいですよ…。
なお、パンの生地に「種」を練り込む場合は、必ずローストしたものを入れます。


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