トマト缶で作るのもいいですが、やはり完熟したトマトで手作りするソースには格別のおいしさがあります。
自宅で作るなんて面倒だと思いがちですが、材料を切って、鍋に入れて、煮る。
それだけで、自分好みの美味しいトマトソースが簡単に作ることが出来るんです。
作り置きをして冷蔵庫に常備しておくと、いろいろな料理に応用が利くので便利に使えます。
我が家では季節を問わず、一年中冷蔵庫にスタンバイしています。
そんな中、知人から赤く完熟したトマトをたくさんいただきました。
新鮮なものは、そのまま食べてももちろん美味しいのですが、やっぱりいつものように「作り置きのトマトソース」を少しだけ作ってしまいました。
【材料】
トマト ・・・・・ 大3個
パセリ ・・・・・ 一枝
にんにく ・・・・・ 一片
塩 ・・・・・ 小さじ1
オリーブ油 ・・・・・ 大さじ1
これくらいが、多過ぎでもなく少な過ぎでもない、手軽に作りやすい分量です。
【作り方】
1.トマトは皮ごと使うのできれいに洗い、ヘタを取ってから、5~10mm角ほどのサイコロ状にカットします。
もしくは、粗みじん切りでもOKです。
2.カットした1の材料を鍋に入れます。
3.パセリ・ニンニクはみじん切りにして、塩小さじ1、オリーブ油大さじ1と一緒に入れます。
4.まず、材料の入った鍋にフタをして、火加減を中火にして煮てゆきます。
沸騰してきたらフタを外して、一度、鍋底をさらうようにスパチュラ(ヘラ)などでかき混ぜます。
再びフタをして、弱火で煮ます。
時々フタを外して、焦げつかないようにスパチュラなどを使って鍋底から混ぜます。
果肉が煮溶けてソース状になり、分量がだいたい半量になるまで煮詰めます。
煮詰まってきたら味見をし、お好みで塩を足して味を調えたら出来上がりです。
●味見をしたソースが酸っぱいときは?
今回は甘味のある完熟トマトで作りましたが、酸味の強いモノの場合は、少量の白ワインや砂糖を加えて味を調えます。
5.出来たソースは保存容器に入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存します。
保存期間の目安は
冷蔵保存の場合だと、3日間程度。
冷凍保存の場合だと、1ヶ月間程度でしょう。
冷蔵保存でも、以下の瓶詰め方法だと、1ヶ月間程度は持ちます。
●まず、金属のネジ蓋式のガラス瓶を煮沸消毒し。●瓶が乾いたら、瓶の口のギリギリの所まで、出来立ての熱々なソースを詰め。●かるく蓋をのせただけの状態で、瓶ごとお湯を張った鍋でしばらく煮て。●その瓶を鍋から取り出したら、完全にネジ蓋を閉め。●瓶を逆さまにした状態で冷めるまで置く。
という瓶詰め方法。
但しそれでも、一度蓋を開けてしまえば、3日間程度で使いきったほうが良いでしょう。
冷凍保存の場合は、プラスチックの容器か、ジップ付きの袋に入れて保存します。
ガラス容器で冷凍保存すると、ガラスが割れてしまいますので危険です。
トマトの皮について
以前は、舌触りがなめらかなソースを作りたくて、皮を湯剥きしてから煮込んでいました。
また、場合によっては、湯剥きする手間を省くために、トマトを半分か 4つ切りのような大き目にカットした状態で鍋に入れて火にかけ、
途中、実が柔らかく崩れてきた頃合をみて、剥がれてきた皮を鍋の中で取り除いてから煮込んでいたりもしていました。
でも、調べてみると皮には栄養が豊富とのこと。
であるならば、ぜひ皮から丸ごといただきたい。
しかし、食べたときに、皮が少し気になってしまいます。
ですので今は、皮ごと5~10mm角ほどにカットしてから煮込んでいます。
温めてかけるだけの シンプルなトマトソースパスタ。
【2人分の材料】
作り置きのトマトソース ・・・・・ お好みで
パスタ ・・・・・ 160g
パスタを茹でる水 ・・・・・ 2リットル
茹でる水に加える塩 ・・・・・ 大さじ1
【さらにあればよい材料】
パスタに和えるオリーブ油 ・・・・・ 大さじ1
イタリアンパセリ又はパセリ ・・・・・ 適宜
パルメザンチーズ ・・・・・ 適宜
1.水2リットルを入れた鍋を火にかけて、沸騰したら塩大さじ1を入れます。
そこにパスタを投入し、パッケージに記載通りの時間でパスタを茹でます。
2.パスタが茹で上がったら、パスタを湯切りして別のボウルに入れ、そこにオリーブ油大さじ1を回しかけてパスタに絡ませます。
こうするとパスタが塊にならず、扱いやすくなります。もちろん、オリーブ油の風味も増します。
3.そして、パスタを皿に盛り付けて、上から温め直したトマトソースをかけ、イタリアンパセリを飾ったら、パルメザンチーズをかけていただきます。
至ってシンプルで簡単ですが、トマトの旨みがダイレクトに味わえるメニューです。
トマトソースさえ作り置きしておけば、短時間で簡単にトマトソースパスタが作れるのでとても便利です。
そのほかにも、色々と応用出来ます。
ほかにも、野菜と一緒に煮込むと、ラタトゥイユやスープも簡単に作れます。
また、スライスしたパンに塗って、その上にチーズをのせてトースターで焼くと、簡単にピザトーストが完成します。
さらに、鶏肉やロールキャベツなどを煮込むときにも使えますし。
また、普段のカレーに加えると、いつもとは違う味のカレーになって美味しいです。
このように、色々な料理に応用出来るので、冷蔵庫にストックしておけば結構活躍の機会があります。