ふと立ち寄ったお店のガーデニングコーナーで、ハーブの苗が販売されているのが目にとまり、ふらっとそちらのほうへ。

庭で育てているハーブを収穫して、そのまますぐに料理に使うなんてちょっとした憧れもあったので、聞き覚えのあるハーブの苗を何種類か選んでついつい購入してしまいました。

植える時期が少し遅かったので大丈夫かな…?
と心配していたのですが、なんと1ヵ月半ほどで、剪定も兼ねての一度目の収穫が出来るほどまでに。

収穫したハーブたち

カゴの中に入っているものは、手前から時計回りに、オレガノ、イタリアンパセリ、コモンタイム、レモンバームです。

これらは、フレッシュハーブ(生のまま)の状態でも料理に使っていますが、 次々と生えてくるので、使いきれない分は 収穫期が終わってしまった時の為にせっせとドライハーブ(乾燥したもの)にして保存しています。

乾燥方法としては、状況に応じて 自然乾燥させたり、電子レンジで乾燥させたりしています。


自然乾燥でつくるドライハーブ

◇まず、収穫したハーブたちは、汚れを水できれいに落とし、葉を傷めないようにキッチンペーパーや布巾などで優しく水分をふき取ります。

逆さに吊るしたコモンタイムとオレガノ

オレガノとコモンタイムは、茎に葉を付けたままの状態で束を作ります。そして、束の根元を輪ゴムで縛り、その輪ゴムの上に麻ひもを結びます。
この時、輪ゴムで縛るのは、茎が乾燥して細く縮んだ際に束から脱落しないようにするためです。
また、一束は少量にして、重なる部分をなるべく少な目につくります。
厚みのある密集した束を作るとカビが生えることがあるので、そこは注意しました。

そして、干す時は束同士の間隔をあけて逆さに吊るします。

ザルにのせたアップルミント

レモンバームは、茎が短くて縛ることが難しいので葉だけをザルに並べます。

ザルにのせたイタリアンパセリ

イタリアンパセリは、茎も料理に使いたので、葉と一緒に茎もザルに並べます。

ついでに、茎が短くて縛れない状態だったオレガノとコモンタイムも、ザルの空いた所に並べておきました。

 

◇ハーブを干す時は、強い天日に当てると香り成分が揮発してしまうので、屋外でも、屋内でも、風通しの良い日陰で干すのがよいようです。

カラット乾燥したハーブ

葉が乾いて、カリッとなったら出来上がりです。


乾燥させたあとは

ビンで保存しているドライハーブ

■オレガノは、乾燥させた状態のままで保存するものと、 手軽に料理に使えるようにと葉を細かくしたものを作りました。

■コモンタイムは、葉の付いたまま茎ごとオーブン料理などに使うこともあるので、乾燥させたままの姿で保存するものと、 手軽に料理にふりかけることが出来るようにと、葉を茎からこそぎ落したものを作ります。
コモンタイムの場合、葉はすごく小さいので細かくしなくても大丈夫です。

■イタリアンパセリは、料理の仕上げにふりかけることが多いので、葉も茎も細かくしたものを作ります。

■レモンバームは、ハーブティーにしたいので、乾燥させたままの姿で保存します。

 

ハーブを細かくするときは?

ビニール袋などの中に葉を入れ、外から袋を手でモミモミして好みの細かさまでほぐすと楽ちんです。
そうすると、葉が飛び散ることもないので安心だし、後かたずけも簡単です。

保存方法は?

出来上がったドライハーブは、清潔な保存容器に乾燥剤と一緒に入れて、湿気や温度変化の少ない場所で保存します。
大体、半年から1年程度の保存が可能です。


簡単で時短、電子レンジでつくるドライハーブ

大量に収穫したものを電子レンジで乾燥させるのは大変なことなので、基本的には自然乾燥のほうが良いのですが、
少量しかハーブがない場合には「電子レンジ乾燥」もおすすめです。

1.まずは上記の自然乾燥の場合と同じように、ハーブをきれいに洗い、水分をふき取ります。

2.大きめの耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、その上にハーブ同士がなるべく重ならないように並べます。
そして、電子レンジに入れて、ハーブの水分が蒸発してカリカリになるまで様子を見ながら加熱します。

3.葉がカリッとなったら完成です。

イタリアンパセリの比較

レンジで乾燥させたら…。

写真はイタリアンパセリで。 左が電子レンジ乾燥、右が自然乾燥です。

レンジで乾燥させたほうが早くできますし、香りも強く、色も鮮やかに仕上がりました。


以上の他にもバジルとアップルミント、ローズマリーの苗も購入しました。
バジルは、生のままサラダやパスタなどに使ったり、バジルオイルなどにして保存もしています。
アップルミントは、生のものをアイスやジュースなどに飾り付けて楽しんでいます。
そしてこれらも、採れすぎて使い切れない分はドライハーブにしています。
ローズマリーにおいては、成長が遅いので今年は収穫しておらず、来年からの楽しみとしてあります。

 

実際にハーブを育ててみると、少しだけお世話に手が掛かりましたが、近くに行った時や、剪定や収穫の時に漂ってくるハーブの香りには癒されます。
そして、大きく育ってくると嬉しくなってきますし、収穫したものを頂けるようになるというのは楽しいものです。

以前は、トマトや茄子、大根などの、けっこう野菜らしい野菜を育てていましたが、ここ最近は新しい野菜などは植えておらず、
むかし植えた紫蘇とミョウガなどが毎年生えてくる程度のささやかな家庭菜園でした。

しかし、今年で少し調子に乗ってしまったので、
来年からは菜園の面積をさらに広げて そこを色んな種類のハーブでいっぱいにしようと、現在は来年に向けての土づくり中です。


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