アメリカンチェリーを使って、果肉のタップリと入った『コンポート』を手作りしました。
味と食感が変わって、生のアメリカンチェリーとは一味違った美味しさです。

そして今回は、さらにそのコンポートをアイスクリームと混ぜて『チェリーアイス』を作ります。

作るのは、お酒の香りが漂う大人のアイスです。
もちろん、少しアルコールが含まれているので未成年者はNGです。
もし、アルコールがダメな場合は、お酒の代わりにシナモンパウダーを入れて風味付けするのもOK。
それだと、お子様でも大丈夫。

このアイスは、基本となるアイスクリームにコンポートを練り混ぜて作るアレンジレシピです。
今回は、基本となるアイスクリームとして、手作りの自家製ソフトクリームを使用しますが、
もし、それを手作りするのが面倒であれば、市販のバニラやミルク味のアイスクリームでも結構です。
さらには、コンポートは練り混ぜないで、上からソースのようにかけるだけでもOK。

なお、基本アイス(ソフトクリーム)の作り方は、
↓こちら
懐かしい味のソフトクリームを作ってみた!そのレシピを紹介


■チェリーコンポートの材料は4つだけ。

材料のアメリカンチェリー
■材料
【アメリカンチェリー】20粒
種と軸を取ったら158gありました。
【グラニュー糖】 チェリーの1/3の重量。
今回は、約53gです。 なお砂糖でもOK。
【レモン果汁】 15~30cc(大さじ1~2)
少ないと、上品な感じでシナモンと合いますし、
多いと、フルーツ感がアップします。
【ラム酒】 15cc(大さじ1)
なければ、ブランデーやワインなどのお酒。

―お酒の代わりにとして―
【シナモンパウダー】 適宜
入れても入れなくてもいいですが、アルコールがダメな場合の、お酒代わりの風味付けとして…。

なお、お酒を入れた場合であっても、シナモンパウダーが入っていると あとでアイスと混ぜた時に美味しいですよ。
シナモンパウダーが入っていると、少しリッチな味のアイスになります。

シナモンパウダーは、コンポートを作る時点で混ぜてもいいですし、あとでアイスにする時に混ぜるか、食べる時に上から振りかけてもいいです。

■作り方


種を取り出す様子

.まず、軸と種を取り除きます。

まず、実をきれいに洗って水分をふき取ってから、軸と種を取り除きます。

種取り器がないので、何か身近なもので代用できないかキッチンを捜索したところ、見つけたのがステンレス製の漏斗。
上下を逆にした漏斗の先に実をのせ、割りばしを使って種を上から押し出しました。

―追記―
ちなみに、後から人に聞いたところ、種取り器がない時の種取り方法として、楊枝か竹串を使う方法があることを知りました。
●まず、軸を抜いた側から楊枝か竹串の先端を突っ込みます。
●そのまま種のまわりをぐるりと一周するように楊枝か竹串でグリグリして種と実をはがします。
●つぎに”尖っていない方”で、種を押し出します。
以上。
このあと試してみましたが、きれいに取れました。

実に砂糖を混ぜ合わせる

.次に、グラニュー糖(砂糖)を加えて実にまぶします。

鍋の中に、種と軸を取り除いた実を入れ、そこにグラニュー糖(砂糖)を加えて実の周りに均一にまぶします。

このあと、糖分の浸透圧で実から果汁が出てくるのですが、丸いままの実では切断面が無いので果汁が出にくい状態です。
なので、種を抜いた穴にもグラニュー糖が入り込むように、10分ほど経ったらヘラなどでよく掻き混ぜます。

実から果汁が出てきます

.しばらくすると実から果汁(水分)が出てきます。

30分ほどすると、グラニュー糖の浸透圧で、実から果汁(水分)が出てきます。

今回は、さらに様子をみて、全部で1時間ほど放置しました。

なお、チェリーの味と色を濃くしたいので、このあと煮詰める時には水を入れません。

レモン果汁とお酒を加えます

.レモン果汁を加えてしばらく煮詰め、そのあとラム酒を加えます。

レモン果汁を加えたら鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にしてしばらく煮詰めます。
チェリーの果肉がくたっと軟らかくなり、完全に煮崩れない程度に果汁の量が少し減ってきたあたりでラム酒を加え、
そのアルコール分をとばすために再沸騰させてひと煮立ちしたら火を止めます。

※今回はあくまでもコンポート作りなので、煮詰め過ぎてジャムになってしまわないように気をつけます。

密閉容器に移します

.密閉容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。

消毒したキレイな密閉容器に入れ、粗熱が取れたらそれを冷蔵庫に入れます。
冷たくなったらチェリーコンポートの完成です。

果肉の部分は、あたりまえですがチェリー(サクランボ)の缶詰の様な食感で、軟らかいけど少し歯ごたえのある感じです。

このあと、アイスクリームと混ぜますが、アイスクリーム以外とアレンジしても楽しめます。
例えばプレーンヨーグルトに混ぜたり・かけたりしてもいいですし、生クリームと一緒にパンケーキに添えてもいいと思います。

また、果肉の部分はそのまま食べて、残った濃縮果汁の部分は、炭酸水で割ると美味しいチェリーソーダにもなります。

そのまま食べても美味しいアメリカンチェリーですが、もし手に入れたものが甘くなかった場合などにもコンポートはうってつけですね。


■手作りコンポートをアレンジして、チェリーアイスを作ります。

■材料
【自家製ソフトクリーム】 約300g
もしくは、市販のバニラ味かミルク味のアイスクリームを適量。
【コンポート】 お好みの量で

■作り方


アイスクリームとソースを混ぜ合わせます

.作ったコンポートとアイスクリームを混ぜて練り合わせます。

作ったアメリカンチェリーのコンポートと、自家製のソフトクリームを、フタのできる密閉容器の中て練り合わせます。

混ぜるコンポートの分量はお好みで良いと思います。
今回の場合は、自家製のソフトクリーム約300gに、作ったコンポート(アメリカンチェリー20粒分)を全部入れました。

なお、使用するアイスクリームは、市販のバニラ味やミルク味のアイスクリームでもOKです。
その場合でも、あとで冷凍出来るようにフタ付きの密閉容器に移してその中で練り混ぜます。

市販のアイスクリームは甘さが少し強めのものが多いので、甘さを控えたい場合は、
容器に移した時に1~3割ほどの牛乳を加えると甘さが和らぎますし、また、軟らかくなって混ぜやすくもなります。

スプーンでひっくり返します

.冷凍庫で冷やし、一旦取り出してスプーンでかき混ぜ、再度冷凍庫に入れます。

まず(工程1)で練り混ぜたものを冷凍庫で冷やします。
その後1~2時間後に冷凍庫から一旦取り出し、スプーンでかき混ぜて空気を含ませ、もう一度冷凍庫に入れて1~2時間ぐらい経ったら食べ頃です。

※なお、スプーンでかき混ぜる時は、容器に接している部分(容器の底や縁)から硬くなってゆきますので、底からひっくり返すように混ぜます。

お皿に盛り付けて完成

.お皿やコーンカップに盛り付けて頂きます。

スプーンなどですくって、お皿や市販のコーンカップに盛り付けて頂きます。
すくったときに出来るチェリーの果肉の断面がとてもきれいですよ。

そのまま頂いても勿論美味しいですが、コンポートを作るときにシナモンパウダーを入れなかった場合は、お好みでシナモンパウダーを上から振りかけても美味しいです。

その他、色々とアレンジしても楽しいですよ。

例えば、クッキーアイス。
チョコクッキーを混ぜたアイス
●まず、底の平らな密閉容器を用意し、その内側にラップを敷きます。
●その中に、チェリーアイスを薄く敷きます。
●さらにその上に、小さく割ったチョコクッキーを所々ランダムに置きます。
●そしてチョコクッキーをチェリーアイスで埋めて、深さ2cm程にします。
●それを冷凍庫に入れて凍らせ、2~3時間ほど経って固まったら取り出します。
●包丁で数本にカットしたら、チョコクッキー・チェリーアイスバーの完成です。


なお今回は、アメリカンチェリーのコンポートと、それをアレンジしたチェリーアイスクリームのレシピ(作り方)を紹介しましたが、
スイカの季節にはスイカのシャーベットを手作りするのも楽しいですよ。
下記のページでは、そちらも紹介していますので興味のあるかたはどうぞ。

↓ スイカのシャーベットの作り方はこちら
味気のないスイカを シャーベットにすると


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