ビールのおつまみやおやつ、そして、お弁当やおかずの一品として大人気のフライドポテトですが。
揚げ物をするというのは「油」の始末が大変で、どうしてもチョットだけ気合いが必要です。

でも、カットしたジャガイモをレンジで“チン”、そのあとフライパンで“ジューッ”と焼くだけの、簡単フライドポテトなら、ハードルがグンッと低くなります。
「油」で揚げないけれど、揚げたものに負けないくらいの、とっても美味しいフライドポテトが出来上がります。

ジャガイモは一年中手に入るし、ストックもしやすい。そして、何よりも美味しいということで、たまに思い出したように作ることがある、とてもシンプルで便利な一品です。

ちなみに、フライドポテトは和製英語で、一般的に英語ではフレンチフライ(French fries)、イギリス英語ではチップス(chips)と呼ぶそうです。

揚げないフライドポテトの作り方

【材料】(2~3人分)
ジャガイモ 6個(約450g)
オリーブオイル 大さじ1杯半程度
バター 10g程度
塩 適宜
黒胡椒 適宜

【作り方】
今回は、直径5㎝ほどの旬の新ジャガを用意しました。
ジャガイモは、皮を剥かずにそのまま使いたいので、まずは、皮の表面についた泥や汚れをたわし等で綺麗に擦り落とします。
そして、そのジャガイモを縦に6等分の櫛形にカットします。要領としては、まず1個を縦半分にカットして、それらをさらに縦3等分にカットする感じです。

この料理の下ごしらえは、ジャガイモをカットするという簡単な作業だけです。
簡単な料理の場合、取り回しの楽な小さなまな板やカッティングボードがあれば、より気軽に作れます。

カッティングボードの上でジャガイモをカット
水にさらしているジャガイモ

ジャガイモは 切ったものから順に、水を入れたボウルに投入してゆき5~10分程度さらします。
これは、イモの切り口が酸化反応を起こして黒ずまないようにするためです。そのほかにも、切り口面のデンプン質を洗い流すためでもあります。
しかし、水に長くさらしすぎると栄養分が抜け出てしまうので10分以下にしておきます。

そして、ボウルから取り出して水を切り、電子レンジOKの耐熱皿に、なるべく重ならないように並べたら、ふんわりとラップをして、レンジで“チン”します。
このあとフライパンで焼くことになるので、イモの形がくずれないように少し硬めにレンジで加熱します。
大体、600Wで4分位が程好い感じでした。

ラップしているジャガイモ
焼いているジャガイモ

次に、フライパンを火にかけ、オリーブオイル大さじ1杯半程度と、バター10g程度を入れます。
オリーブオイルとバターの分量は、“イモの分量”に合わせて適宜調整します。
バターが溶け始めたら、先程レンジで“チン”したジャガイモを重ならないように並べて、片面をじっくりと焼きます。
焼き色が付いたら、ひっくり返して、もう一方の面も焼きます。
皮面も焼くと皮が香ばしくなって、さらに美味しくなります。
この料理は、イモを一つ一つ丁寧に返しながら焼いていくことだけが唯一のコツ、といえるくらい簡単なものです。

そして、ジャガイモ全体がこんがりと焼けたら火を止めて、「塩」と「黒胡椒」を全体にゆきわたるように振りかけます。

好みの味付けになったら、キッチンペーパーなどを敷いた皿に焼いたジャガイモを移し、余分な油を切ったら完成です。

ついでに、完成したポテトの重さを量ってみたところ。
調理前の生のジャガイモで450gあったものが、完成した時点で300gほどになっていました。
これで大体2~3人分位の量になると思います。

完成したフライドポテト

ボウルに盛り付けたフライドポテト

【Memo】
コクを出したくて「バター」を使いましたが、「オリーブオイル」だけで作っても、ジャガイモ本来の味が引き立って美味しいです。

味付けのメインは「塩」なので、『オーストラリア産の天日塩と沖縄の海水を煮詰めて作った』というミネラル分の多い塩を使用しました。やはり天然塩には旨みがあります。
また、「黒胡椒」は粒状のものをミルで挽いて振りかけました。やはり挽きたては香りや風味がが違います。
簡単に出来てしまうフライドポテトだけど、せっかく食べるならやっぱり美味しい方がいいですからね。

さらに、「黒胡椒」以外にも、「オレガノ」や「ローズマリー」などのハーブで香りをプラスしたり、「カレー粉」でスパイシーにしてみたりと味を変えても面白いです。
自分なりに工夫して「美味しい」と思う「味」を見つける作業も楽しいものですね。


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