自宅の庭に樹齢25年ほどの梅の木があります。
この梅の木というのは、放っておくと一年中何かしらの虫が発生するので、とにかく世話をするのがとても大変な木です。
あまりにも大変すぎて、切ってしまおうかと思うことがしょっちゅう。
しかし、一年に二度、恩恵を受ることが出来るので、かろうじて温存させています。

まず一度目の恩恵は2~3月頃の開花の季節。
そして二度目の恩恵は実のなる季節です。
毎年6月も近くになると、木の所々に青い実がなり始めます。
葉の陰に実が出来るので、たまに気づかずにスルーしてしまったり、不作で採れなくて作らない年もあったりはするのですが、ほぼ毎年のように収穫をしては梅酒を手作りして楽しんでいます。
ただし、実を収穫する為の木ではないので、ほんの少ししか採れません。なのでその分だけはミニビンで漬けています。
しかし、せっかく漬けるのにそれだけの量では少なすぎるので、別に梅の実を購入して、そちらも平行して漬けるのが恒例となっています。

カゴに盛り付けた梅の実

まず、準備したのは。

【青梅】・・・ 1Kg(購入したもの)
まず、基本は青梅、実は青いうちに漬けた方が良いようです。
理由は、香りと酸味がが豊でコクのある梅酒に仕上がるから。
なので、購入したら、実が追熟してしまう前に急いで作ります。
しかし、完熟梅で作ると、果実特有の甘みが出て、これはこれで美味しいらしいのですが…。
しかし! 今回も例年通り青梅で作ります。

【氷砂糖】・・・ 700g
なにやら浸透圧の関係で、粉の砂糖よりも、溶ける速度の遅い氷砂糖の方が良いようです。
氷砂糖の量は、大体500~800gほどの間のお好みで。
甘いソーダと割ることが多いのなら、氷砂糖は少なめでも良いでしょう。

【ホワイトリカー】・・・ 1.8リットル
他のお酒でも作れるとは思いますが、ホワイトリカーは無味無臭で梅の風味が生きるので、ほぼホワイトリカーを使います。と言うか、何の疑いもなく、昔からこれを無意識にセレクトしています。
このホワイトリカーは、アルコール度数が35度あるので実のエキスが抽出しやすいようです。
どうやら、アルコール度数が25度以下のお酒を使用すると、カビや腐敗の原因になるらしく、長期保存には向かないようです。
また、アルコール度数が20度以下のお酒の場合、法律で作ること自体が禁止されているようです。

【ビン】・・・ 密封できるタイプ。
ビン本体がガラスで、フタで密封できるタイプのものを使用。そして、そのフタの材質はガラスかプラスチックのものであること。
フタの材質が金属のものだとフタ自体が腐食します。もちろん本体の材質にも金属はNGです。

【竹串】・・・ 実のヘタを取る用。
実のヘタを取る用です。金属のものは使いません。なぜなら、梅の実は強い酸性なので、金属に触れると金属を溶かしてしまうからです。そして、その金属の風味が実にうつったりもします。


それでは、梅酒の作り方です

1.まず、ビンの中をよく洗い、乾いたあとで、消毒用アルコールを吹き付けてまた乾かします。

2.次に、青梅の実を水できれいに洗い、その後、水に1~2時間浸してアクを抜きます。

3.アク抜きが終わったら、きれいな布巾などで実の水分をふき取ります。

4.えぐみにつながりますので、竹串を使って実のヘタを丁寧に取り除きます。
竹串の先で、ピンッ!と弾くと簡単に取れます。

5.そして、実と氷砂糖を少しづつ交互に重ねて入れてゆきます。

6.最後に、ホワイトリカー1.8リットル全部をビンに注ぎ、フタをして密封します。

7.涼しい暗い場所で保存し、1年ほどで完成です。
この完成まで待っている間が、手作りの醍醐味でもあります。

完成したあと長期保存する場合は、実を取り出しておくと濁り難くなります。

ガラス瓶に梅の実と氷砂糖を入れた状態
ガラス瓶にホワイトリカーを入れた状態
完成した梅酒の瓶詰め

梅酒を色々とアレンジして楽しむ

キャンドルスタンドとグラス

ストレート

梅酒そのものの味や香りを楽しみたいのであれば基本はこれ。

さらに、大きな氷を入れてロックや水割りで飲むのも定番。
氷は出来るだけ大きいものを使うと、溶け難くて長持ちするらしいです。

夜はキャンドルに火を灯して、リラックスしながら飲むのもありですね。

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カップにお湯を注いでいる状態

お湯割り

割合は、梅酒1:お湯1が基本、あとは気分や好みで調整。

お湯割りは、ほっとひと息つきたい時や、体を温めたい時にはピッタリです。
また、夜の就寝前に飲むと、お湯の温かさとアルコールでぐっすりと眠れるかも。

さらに、ホットワインのように、シナモンを入れて飲んでもスパイシーで美味しいです。
本格的なホットワインのように、煮てしまうとアルコールが飛んでしまうので、あくまでもシナモンパウダーをパラパラと振りかけるだけのホットワイン風で。

炭酸水と割った梅酒

梅酒の炭酸水(ソーダ水)割り

サイダーやラムネのような甘いソーダ水で割るというのもありますが、甘くて少し香料の味がするので、自分的には無味無臭の炭酸水で割ることのほうが多いです。その方が梅酒本来の味がして美味しいと思います。

とにかく、炭酸がシュワーッとして、油っこい食事との相性はバツグンです。

以上のほかにも、紅茶やミルク、ジュースなどと、色々なもので割っても結構美味しいです。

また、漬かった梅の実は、そのまま食べてもフルーティーでとても美味しいです。
むしろ、メインの梅酒よりもアルコールに漬かった実の方が気に入っているくらいです。
以前、パウンドケーキを焼いた時に、種を取った実を材料に混ぜて作りましたが美味しかったです。

あと、詳しくはわかりませんが、梅酒は、クエン酸やその他の成分の効果で、美容や健康にとても良いようです。