ジンジャーエールは炭酸がシュワシュワとして清涼感があり、暑い時期にピッタリですよね。
しかし、その原液をお湯で割ると、寒い時期に体をポカポカと温めてくれる生姜湯にもなるのです。
よく考えてみると ジンジャーエールの材料と生姜湯の材料は、同じ生姜(ジンジャー)なので当然ですよね。

カップに入れた生姜湯

炭酸水で割れば、ジンジャーエール。
お湯で割れば、生姜湯。

という風に、暑い季節は清涼飲料水として、また寒い季節はホットドリンクとして、一年中使えるその万能な原液(シロップ)を作ってみます。
以下が、そのレシピ・作り方です。


作り方は結構簡単です。

並べた材料
■原液(シロップ)の材料
【生姜】・・・ 100g
【砂糖】・・・ 200g
【水】・・・ 200cc
【鷹の爪】・・・ 1~2本
辛口が好きな場合は、鷹の爪を多目で。
【黒胡椒】・・・ 10粒
【シナモン】・・・ 1本
【カルダモンシード】・・・ 2~4粒

上から4つの【生姜・砂糖・水・鷹の爪】は基本の材料で、絶対に必要です。
下の3つは、入れたほうが風味が出て美味しいですが無くても作れます。
なお上記の分量で、今回は310ccの原液(シロップ)が出来ました。

■ジンジャーエールとして飲む時に
用意する材料

【レモン】・・・ 適宜
【炭酸水(無糖)】・・・ 強炭酸のモノ

■作り方


生姜をスライスする

.まず、生姜をスライスします。

1~2mm程度に薄くスライスしました。
こうすることで、カット面が多くなって表面積が増える為、次の工程で生姜の汁が出やすくなります。

生姜に砂糖をかける

.砂糖を入れて混ぜます

鍋にスライスした生姜を入れ、そこに砂糖を加えて生姜の表面に砂糖をまぶすように混ぜます。

ちなみに、今回は甜菜糖を使ったので、完成した原液(シロップ)は濃い飴色になります。
なお、薄い色にする場合は 白い砂糖を使用します。

汁が出てきた様子
この様に、生姜から汁が出てきます。

.1時間以上放置して、生姜から汁を出します。

砂糖を混ぜた状態のまま1時間ほど放置してから鍋の中を覗くと、砂糖の浸透圧によって生姜からタップリの汁が出てきています。
ちなみに画像のものは2時間置いた状態です。

なお、このの工程を飛ばして、直ぐに下記の工程から始めても良いのですが、
その場合、煮出す時間を長くしなければいけなくなり、その結果、液の蒸発する分が多くなってしまい 原液の量が少なくなってしまいます。

それを避けるため、このレシピでは砂糖の浸透圧であらかじめ生姜の汁を出してしまっておきます。
そうすることによって煮出す時間を少なくすることが出来、蒸発してなくなる水分を減らすことが出来ます。

水を注ぐ様子

.水と残りの材料を加えます。

水と、残りの材料全部(鷹の爪・黒胡椒・シナモン・カルダモンシード)を鍋に入れます。

弱火で煮詰めているところ

.火にかけて煮出します。

まず中火にかけ、沸騰したら弱火にして5分間煮出してから火を止めます。

なお、上記の工程を飛ばした場合は、15~20分ほど煮ます。 その場合、けっこう蒸発してしまい、液は少なくなります。

鍋に蓋をする

.火を止めたあと、鍋に蓋をして冷めるのを待ちます。

火を止めたら、蒸発を防ぐ為に鍋に蓋をします。
そして、その状態のまま放置して冷めるのを待ちます。
なお、この間にもスパイスからの成分が出ています。この量だと、粗熱が取れるまで大体3時間ほどかかりました。

ザルで材料を濾す

.ザルなどで固形の材料を濾したら原液の完成です。

ザルなどで、生姜やスパイスなどの材料を濾したら、自家製ジンジャーエールの原液(シロップ)が完成です。
原液は、密封出来る容器に詰めて保存します。

少しでも長持ちさせたいときは、容器をきれいに洗い、そのあと熱湯かアルコールで消毒したものを使用すると良いでしょう。

濾した材料

なお、濾した生姜は、そのまま食べても普通に美味しいですよ。
さらに味噌を加えて煮ると、甘辛いご飯のお供にもなりそうです。
また、刻んで手作りケーキやクッキーに混ぜてもいいとおもいます。


炭酸水で割ると『ジンジャーエール』、お湯で割ると『生姜湯』に

炭酸水とシロップを混ぜる

■ジンジャーエール

原液を 炭酸水で4倍ほどに伸ばし、絞ったレモン汁を入れて飲みます。

作る量の4分の1ほどの原液(シロップ)と、絞ったレモン汁をグラスに入れ、そこに、無糖の炭酸水(ソーダ水)を注ぐと、清涼感タップリの自家製ジンジャーエールの完成です。

飲む時はよく混ぜてのみます。氷を入れるとより冷たくてとっても美味しいですよ。
鷹の爪が効いて ハラハラとすこし辛めで、めっちゃジンジャーエールです。

シロップにお湯を注ぐ

■生姜湯

ジンジャーエールの原液を お湯で割ると生姜湯にもなります。

こちらも、原液(シロップ)をお湯で4倍ほどに伸ばして飲みます。
寒い時期に生姜湯を飲むと、体がポカポカとしてきてとても温まりますよ。

ちなみに以前、何かのテレビ番組に出演していたお医者さんが、風邪の予防方法として『風邪をひきそうになったら、温かい生姜湯を飲んで寝るといいですよ。』と解説しているのを見てから、我が家でもオヤッ?と思ったらたまに実践しています。
なんとなく、効いているような気がします。


なお、今回はジンジャーエールのレシピ・作り方を紹介しましたが、暑い時期には自家製コーラ、寒い時期にはホットワインを手作りするのも楽しいですよ。
下記のページでは、それらも紹介していますので興味のあるかたはどうぞ。

↓コーラの作り方はこちら
簡単に手作りできる!自家製コーラの作り方とレシピ
↓ホットワインの作り方はこちら
残ったワインがあったので、ホットワインを作りました


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