時々 緑茶をミルで細かく挽いて茶葉ごと飲むことがある…。例えばパウダー状になった茶葉を普通にお湯に溶かしたり 緑茶ミルクにしたりと…。
そんな中、知人から緑茶の詰め合わせを頂いた。
静岡産のちょっと高そうなやつ。
以前も同じものを頂いた時にはこの茶葉をパウダーにしたが、けっこう抹茶っぽい感じで緑茶ミルクにするとすごく美味しかった…。

そういえば今までミルで挽いたときは、お湯に入れるか緑茶ミルクにするかの2通りしか試していなかったが、今回 せっかく美味しい茶葉があるんだから何かほかにも使ってみようと思い、緑茶の豆腐プリンを作ることに…。


■あんこたっぷりの緑茶豆腐プリン

スプーンをカップの奥まで突っ込んで 底に敷いたあんこと一緒にすくって食べると美味しいレシピです。
なめらかな豆腐が生み出すまったりとした口当たりがとてもよく。また、緑茶のほろ苦さがほっくりとした甘いあんこの相性とピッタリ…。

材料を並べた様子
■材料(3~4個分)
【絹ごし豆腐】… 150g(1/2丁)
【牛乳】… 200cc
【グラニュー糖】… 25g
【緑茶(煎茶)】… 10g
【粉ゼラチン】… 5g
【水】… 30cc(粉ゼラチンふやかし用)
【あんこ(粒あん)】… お好みの量で

【牛乳】ここは豆乳でもOK。ただし豆腐に豆乳だと豆腐感満載になってしまう。自分の場合はさすがにそれは無しかなと思い牛乳にした。
あくまでもスイーツなので…。
本当は 牛乳を150ccにして生クリームを50ccほど加えたいくらいだったが、今回は生クリームのストックがなかったのでオール牛乳にした…。
まあ、豆腐感満載が好きな場合はオール豆乳でもいいかもしれない。そこはお好みで…。
【グラニュー糖】今回の25gは比較的あっさりとした甘さです。理由はあんこの甘さがあるため…。
この量はお好みで増やすなどしてもいい…。
【緑茶】今回は煎茶を使う。ちょっとお高いですが抹茶があればもちろんそでれもOK。
【粉ゼラチン】上記の5gだと硬さは比較的しっかりめです。ゆるいほうが好きな場合はもう少し減らすといいかも…。
【あんこ】今回は自家製の粒あんを使う。
その作り方は→ 甘さ控えめ、ほっくりとした素朴な味の「手作りあんこ」 のページにて詳しく説明。
もちろん市販の粒あんでもOK。

■作り方


豆腐の水切りをしている様子

.豆腐を水切りします。

今回は150gの豆腐が125gくらいになるまで水切りをしました。
水切りの方法は色々あると思いますが、
ここでは、トレイの上にクッキングペーパーで包んだ豆腐を置き、その上をもう1枚用意したトレイで押さえ、さらにその上から重し(水を入れたジャム瓶)で圧力をかけて水を出しました。

なお、水切りする理由は、”にがり感(塩っぽさ)”を少しでも取り除くため。

※ちなみに、クッキングペーパーで包んだ豆腐を600Wのレンジで30秒ほどチンしてから重しを乗せると早く水切りすることができますよ…。
ただし、出過ぎるくらい水が出ます。

粉ゼラチンを水に入れる

.ゼラチンをふやかしておきます。

ゼラチンは分量の水30ccでふやかしておきます。

※ふやかさずにそのまま使えるタイプの粉ゼラチンもありますが、その場合 下記の[工程9]では固める予定の緑茶液を80℃くらいにする場合も…。
なお、いろんなタイプがあるかもしれないので、とにかくパッケージなどに記載の説明書通りに…。

パウダー状になった緑茶

.茶葉をパウダー状にします。

ミルを使って緑茶(煎茶)の茶葉をパウダー状にします。
使ったミルは、電動ミキサー(ブレンダー)に付属しているアタッチメント(小さい容器)を取り付けると電動ミルになるタイプのもの。
うちのミルでは1分間×2回でそこそこのパウダーになりました。さらにもう1分ほど回しておけばもっときめ細かくなったかもしれないけど、定格時間が1分と短い機種だったので今回はこれくらいにしておいた…。

ちなみに、抹茶のようにきれいな粉になる茶葉専用の手動ミルもあるにはあるのだが、腕がめっちゃだるくなるのでそれを使うのはやめた…。

茶こしでパウダーをふるう

.緑茶パウダーを茶こしでふるう。

緑茶パウダーを茶こしでふるいながらボウルに入れました。

なお、とりあえず茶こしでふるってはおいたが、今回はこのあとの工程8で裏ごし器に通すので、この工程はしてもしなくてもどちらでも…。

牛乳でパウダーを練る

.緑茶パウダーと牛乳を混ぜ合わせる。

まず最初に、緑茶パウダーの入ったボウルに“少量の牛乳”を加え、ダマや粉気が完全になくなるまで丁寧に練っていきます。
ペースト状になったら、残りの牛乳を数回に分けて少しずつ加え、ペーストがだんだんとゆるくなるように混ぜ合わせていきます。

グラニュー糖を入れる

.グラニュー糖を加えて溶かす。

グラニュー糖を加え、ヘラなどで混ぜながら溶かします。

豆腐を裏ごしする

.豆腐を裏ごしして緑茶液と混ぜ合わせる。

裏ごし器などを使ってボウルの上で豆腐を裏ごしし、そのあと、ヘラなどを使ってペースト状になった豆腐と緑茶液とを混ぜ合わせます。

緑茶液を2回裏ごしする

.豆腐をなめらかにするため、さらに裏ごしをする。

今回はここで2回裏ごししました。
工程7も含めると合計3回となります。

なお今回は、裏ごし器を使って豆腐をなめらかにしましたが、かたまりのままの豆腐と緑茶液を一緒にし、ミキサー(ブレンダー)を使って一気にかき混ぜてしまっても良い。
とにかく、裏ごし器もしくはミキサーを使って豆腐をなめらかにします。

鍋にボウルを入れて湯せんをする

.緑茶液の温度を50~60℃にする。

鍋に湯を沸かし、ボウルを湯せんにかけて緑茶液の温度を50~60℃にします。

湯せんでゼラチンを溶かす

10.ゼラチンを入れて溶かします。

緑茶液の温度が50~60℃になったらゼラチンを入れて溶かします。
きれいに溶けたらボウルを湯せんから外し、粗熱がとれるまで冷まします。

容器の底にあんこを敷く

11.カップの底にあんこを敷いておく。

用意したカップ(容器)の底にあんこ敷いておきます。今回は高さは大体1センチほどにしておきました。これはお好みで…。

容器に緑茶液を流し入れる

12.カップに緑茶液を流し入れ、冷蔵庫で冷やします。

緑茶液の粗熱がとれたら、あんこを敷いておいたカップに流し入れ、あとは冷蔵庫で冷やし固めます。

冷やし固めてスプーンですくう

大体2~3時間ほど冷やすと完成。
カップのままスプーンですくっていただきます。

なお、ホイップした生クリームをトッピングしていただくのも美味しいはず!

ちなみに、見た目をおしゃれにするため、緑茶パウダーを茶こしでふるいながら天面に薄っすらと振りかけるのもいいと思う。
そのほかには、いかにもプリンという感じで、スプーンの持ち手部分などをカップとプリンの間に差し込ませてお互いを剥がし、皿の上に逆さまにのせてカップから外した盛り付けも普通にいい…。


以上、「緑茶の豆腐プリン」のレシピでした。
なお、緑茶の代わりに“紅茶の茶葉”を使っても美味しいはず…。その場合はカップの底にあんこを敷くよりも上から削りチョコをかけたほうが合うような気がする…。もちろん、今回の緑茶でも削りチョコは合うと思う…。


ONLINE SHOP|オブノウ

ナチュラル キッチン雑貨

木と鉄の雑貨|of nou

インダストリアル家具

木と鉄の家具|of nou