自家製のドライみかんと、ローストした数種類のナッツとを一緒に固めたチョコレートバー…。
板チョコを溶かして、そこにバターを加え、ナッツとドライフルーツをトッピングしただけの簡単なレシピなのに、けっこう本格的な美味しい味に…。
特にドライみかんの部分などは甘酸っぱく、そして少しだけ皮がほろ苦い、ちょっと大人な味です。
また、鼻から抜けるバターの風味がミルクチョコ感を際立たせています。
そして1枚の中に、ナッツのカリコリとした所と、ドライフルーツのネットリとした所があるので、食感も色々と楽しめます。
■ 作り方は簡単。
◇
【ドライフルーツ】… お好みの量
【無塩ナッツ】… お好みの量
【市販の板チョコ】… 100g程
【無塩バター】… 5g
【ドライフルーツ】 今回は、温州みかん(オレンジでもOK)をスライスして作った自家製ドライみかんを使います。
なお、ドライフルーツならば 結構なんでもチョコレートと合いそうですよね。 例えば、市販されているクランベリーやラズベリーなどを使っても酸味があって美味しそう。
【無塩ナッツ】 ピスタチオ・クルミ・アーモンド・カシューナッツ・マカダミアナッツを使います。
【市販の板チョコ】 このレシピではミルクチョコレートを使用。
■準備しておく道具
【チョコレート型】 今回は、家にあったブリキ缶の蓋(135㎜×100㎜×18㎜)を型として利用。内側にはクッキングシートを箱型にして敷いておきます。
※参考画像:下記の工程3・工程4の通り。
【ステンレス製ボウル】 湯せんをする際の、チョコレートを入れて溶かす容器として。
【大き目のボウル か 鍋】 上記ステンレスボウルの底部分を入れることが出来る大きさ。これは、湯煎をする際のお湯を入れておく用として。
【温度計】 湯せんする際には温度管理が大切です。
【スパチュラ】 溶けたチョコレートが扱いやすいので、おすすめはシリコン製のスパチュラ。
■作り方
1.まずは、下準備。
●チョコレート
溶けやすくなるように包丁で細かく刻み、湯せん用のボウルに入れておきます。
●ナッツ類
まず、オーブンを予熱し、そのあと、150℃で 12分~15分ローストします。
ローストが終わったら、取り出して冷ましておく。
ローストが面倒なら 特にしなくてもよいのですが、
ローストしてある場合と ローストしてない場合とでは味が全然違います。
ローストしてある場合のナッツ類は、香ばしさが増してすごく美味くなっています。
2.チョコレートを湯煎します。
大き目のボウルか鍋に50℃位のお湯を入れ、そのお湯に、刻んだチョコレートを入れたボウルの底部分を浸けて湯煎を開始。
スパチュラでゆっくりと混ぜながら溶かします。
なお、このレシピでは、溶けたチョコレートに温度計を差し込み、お湯と冷水に交互に浸けて、温度を上げたり下げたりするような「複雑なテンパリング」はしません。
※この作業時には、ボウルには絶対に水分が入らないよう注意。
ボウル中の様子に集中しすぎて、うっかりとボウルを傾けてしまいがちになることがあります。
そんな時、湯煎のお湯が入ってしまうことも。
3.バターを加えて混ぜ合わせ、そして、型に流し込みます。
チョコレートがきれいに溶けたら、バターを加えてよく混ぜます。
そして、バターが溶けて完全に混ざったら型に流し込み、表面を平らにならします。
この時、型の底をテーブルの上にコンコン!とあてて型に振動を与えると、型の隅まで入れることができます。
4.ドライフルーツやナッツ類をトッピングします。
そして、ドライフルーツやナッツ類をチョコレートの上に並べてゆきます。
この時、並べたトッピングがチョコレートと一体化するように、上から指などで軽く押さえます。
5.固まったら、型から取り出して完成です。
チョコレートの種類や冷却する場所によって、固まる時間は多少異なるとは思いますが。
常温(真夏以外)で4~5時間ほど。
また、早く固まらせたい場合、冷蔵庫なら1時間ほどで固まると思います。
ちなみに、市販の板チョコは、メーカーや種類によって使っている材料が違えば、それらの含有割合も全く違います。
なので、使用する板チョコが違えば、仕上がり具合もけっこう違う場合があるかも…。
そして最後に、固まったら型から取り出し、包丁などで好みの大きさに切り分けて頂きます。
保存は冷蔵庫で! そして4~5日以内には食べきるようにしましょう。
◇
以上、「ドライフルーツとナッツのチョコレートバー」の作り方でした。
なお今回は、ドライフルーツやナッツの食感を楽しむために大きなサイズのままトッピングしましたが、 細かく刻んで中に練り込ませても、それはそれで違った食感のものになります。
さらに形状は、今回のように板状に作るのではなく、小さなシリコンカップなどに入れて 小さなボンボンにしても食べやすくていいですね。
また、今回使用したドライフルーツは、温州みかんをドライにしたものを使いましたが、違う種類のドライフルーツをトッピングしても美味しいはず。
下記の記事では、電子レンジやオーブンを使って、いくつかのフルーツをドライにする方法を紹介していますので、ご興味のある方はどうぞ。
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自家製ドライフルーツを作る おすすめの方法とは